3代目 GRBインプレッサ レンタル開始!!

3代目となったインプレッサWRX STI最大の特徴は、何といっても先代GDBから大幅なロングホイールベース化と、それによるリアオーバーハングの短縮です。
WRCのトップカテゴリーであるWRカーにおいて、プジョーやシトロエンなどライバルがオーバーハングを切り詰めたロングホイールベースのハッチバック車で高い戦闘力を持っていたことに、モデルチェンジで追いついた形となりました。
高速オフロード走行での安定性や、狭いコーナーで引っかかる長さのオーバーハングに泣かされていたGDBから一転、ライバルに対抗可能となりましたが、同時にライバル同様、5ドアハッチバック車となっています。
ただし、国内モータースポーツではランサーエボリューションに対して人気がやや低迷したこともあって、デビューから約3年後の2010年には4ドアセダンのGVBも追加。
それ以降スーパー耐久でGVBが2013~2014年にクラスチャンピオンに輝くなどかつての勢いを取り戻し、後継のVAB型WRXも4ドアセダンに戻っています。
メカニズム
メカニズム面では、初代インプレッサ以前、初代レガシィから使い続けていた2リッター水平対向エンジン、EJ20ターボがついにかつての自主規制値280馬力を超え、308馬力へと出力向上。
馬力アップだけではなく可変バルブタイミング機構AVCSの改良による緻密な制御で排ガス規制も高いレベル(平成17年排出ガス基準50%低減)でクリアするなど、環境にも配慮した新世代エンジンになりました。
ほかにもマルチモードDCCDやスタビリティコントロール(横滑り防止装置)のマルチモードVDC、走行モードを切り替えるSI-DRIVEなど、電子制御による走行コントロールが増えています。
またGRBとGVBの5AT搭載のグレードとなるGRFとGVF(A-Line)には2.5リッターターボEJ25エンジンが搭載され、300馬力の出力を発揮。唯一、不等長エキマニが装着されており、往年のボクサーサウンドが再現されていたモデルでもあります。